ヘター(Hettar):【馬の首長】
アルガリア人。アルガリアの族長チョ・ハグの養子。アルガリア社会では存在自体が『大変な名誉』な、馬と心を通わせることのできるシャ・ダリムである。幼い頃に目の前で両親をマーゴ人に惨殺されたことがきっかけで、マーゴ人を激しく憎み、積極的に彼らを殺すようになった。サーベルを巧みに操って敵を倒す。
レルグ(Relg):【盲目の男】
ウルゴ人。神ウルの教えにとことん従う狂信者。地底に住んでいるため目が光に弱い反面、肉体を岩と同化させる特異体質の持ち主。最初、自分が次期ゴリム(=ウルゴランドの統治者)を導く者だと勘違いし、人々に傲慢な態度をとっていたが、ウルに諭されて旅の仲間になる。肉体的接触を強く拒み、人生は罪をあがなうためにあると考えているが……。
ニンソウ フウラン ヒップ バビリン 竹の舞 しずくいし ヤッピ つばめ くりたけ クラー うたま ウシや ガーズ オーデエ タッチ じょうぼう モウセン セプタム パラセ スパイク フェロ くらし やさしい サブミッ コール スイマー フラン フマン スモー ちずい バスラ ほこたし クロムダ プレパラー つるむ レターイン ストーン イルミネ スピンタ イルマン ルリナ テスト ばなな メリー コリン パーベ リッチ かずら ドライト オリジ
タイバ(Taiba):【絶えた種族の母】
トルネドラ人の襲撃によって絶滅したと思われたマラゴー人の(確認できる限り)唯一の生き残り。ラク・クトルの牢獄に幽閉されていた『永遠の奴隷』。ラク・クトルの崩壊からレルグによって救われる。以後、彼とは人生や罪や快楽について口論ばかりするが、なぜか彼から離れられないと感じるようになってしまう。
エランド(Errand):【珠かつぎ】
出自不明の謎の少年。《アルダーの珠》を盗んだ真犯人だが、それを『使命(=エランド)』だと指示したのはゼダーであった。ラク・クトルのクトゥーチクのもとで《アルダーの珠》とともに保護されていたが、ラク・クトルの崩壊の際、ガリオンによって助けられる。リヴァの王以外に《アルダーの珠》に触れることのできる、純粋無垢な少年。語彙が非常に乏しい。
敵
アシャラク(Asharak)
ガリオンを執拗に追いかけるグロリム。本名はチャンダーと言い、クトゥーチクの部下である。ガリオンの両親の仇。
ブリル(Brill)
独立した小作人の代わりにファルドー農園にやって来た無愛想な男。本名はコルドッチといい、クトル・マーゴスに拠点を持つ暗殺者集団ダガシに属するプロの暗殺者。
クトゥーチク(Ctuchik)
ゼダー、ウルヴォンと並ぶ『トラク三大弟子』のひとり。高僧グロリム。クトル・マーゴスのラク・クトルの神殿に居を構える。ベルガラスと魔術による死闘を繰り広げるが……。
ナチャク(Nachak)
クトル・マーゴスから来たアレンディアの大使。ひそかにアレンディアの王コロダリンを暗殺する計画をレルドリンたちに持ちかけていた。
ゼダー(Zedar)
『トラク三大弟子』のひとり。かつてはベルガラスと同じアルダー神の弟子で、ベルゼダーの名を貰い受けていたが、師と兄弟を裏切る。少年エランドを使ってリヴァから《アルダーの珠》を盗んだ。物語の終盤でポルガラにアルダーを裏切った理由を語る。そして、ベルガラスによって世界の終焉まで続く苦しみを与えられることとなる。
その他の魔術師たち
ベルディン(Beldin)
ベルガラスの『兄弟』にして、アルダーの弟子のひとり。みずぼらしくて汚い格好をした細身の男で、背中に大きなこぶがある。口は悪いが完璧主義で、魔術の腕前は相当なもの。動物に変身する際は、青色の縞の鷹の姿を好む。物語の後半以降、魔術や知恵でガリオンたちを影から支援する。
ベルキラとベルティラ(Belkira & Beltira)
ベルガラスの『兄弟』にして、アルダーの弟子。双子の魔術師。精神的にも深くつながり合っているためか、《アルダー谷》にそれぞれ塔を持っているものの、塔の形はほぼ同じで、間に橋がかけてある。ふたりで息の合った物言いをする。ベルディンと同じく、物語の中盤から終盤にかけて、魔術や知恵でガリオン一行を支える。
神
アルダー(Aldur)
人間を創造した神のなかで、唯一自身の民を持たなかった神。兄弟のなかでは最年長である。民を持つ代わりに、《言葉》と《意志》の力を若者たちに教え、ベルガラスをはじめとする魔術師を育て上げた。また、自分たちの創造物の研究に没頭するなか、川原の石を転がし、光の運命を秘めた《アルダーの珠》を創造した。この《珠》の存在が物語のキーとなる。
ベラー(Belar)
アローン人の神。兄弟のなかで最も若い。兄アルダーと結託してトラクから《アルダーの珠》を奪還すべく、民を治めていた王族にトラクのいるマロリーに行くよう命じた。のちに《アルダーの珠》の守護者となったリヴァ王国の祖《鉄拳》リヴァのために、空からふたつの星を降らせた。リヴァはこの星で巨大な剣を作り、柄頭に《アルダーの珠》をはめこんだ。
※アローン人はのちに、リヴァ人・チェレク人・ドラスニア人・アルガリア人に分化する。
チャルダン(Chaldan)
アレンド人の神。
※アレンド人はのちに、アスター人・ミンブル人・ワキューン人に分化し、民族紛争が激しくなる。そのうちワキューン人の殆どは彼らの都とともに滅び、センダリア人の祖となることになる。
イサ(Issa)
ニーサ人の神。非常に怠惰な性格で、長いこと眠り続けていた。彼に仕えていた巫女サルミスラを寵愛していたが、数千年ぶりに覚醒した彼が直面した現実はあまりにも悲しいものだった。
ネドラ(Nedra)
トルネドラ人の神。強欲な性格の持ち主。その性格は商売と金が大好きな民にも反映されている。自身の民がマラゴー人を虐殺したことを知った彼は、罰としてマー・テリンの修道士たちにマラゴー人の魂を慰め、無事に昇天させる使命を与えた。
マラ(Mara)
マラゴー人の神。兄弟ネドラの民・トルネドラ人によって自身の民が滅ぼされたことを嘆き、数千年たった今もマー・アモンの遺跡で民の亡霊たちの亡骸を抱いて慟哭する日々を送る。トルネドラ人を激しく憎むが、やがて【絶えた種族の母】タイバの存在を知ることとなる。
トラク(Torak)
アンガラク人の神。この物語における【闇の子】で、『アンガラクの竜神』『隻眼の邪神』と人間から恐れられている。兄アルダーから《アルダーの珠》を盗み、それを取り戻すべく兄弟や彼らが率いる人間と戦争を起こした際、《アルダーの珠》を天にかかげ、大陸を東と西に二分した。その結果、《珠》が発した青い炎により、《珠》をかかげ持っていた左腕と顔の左半分を火傷で激しく損傷し、《珠》を見つめていた左目を失った。現在は東方大陸のどこかで深い眠りについている。
※のちにアンガラク人はマロリー人・ナドラク人・タール人・マーゴ人に分けられた。
ウル(UL)
神々の父。ウルゴ人の神。世界の創造に唯一加わらなかった。ゴリムという男の長時間にわたる祈りと忍耐に心を動かされ、息子たちから見捨てられた人間の一部の神になった。
国家
アローン人国家
※神:熊神ベラー
リヴァ、風の島(The Isle of the Winds,Riva)
リヴァ人の住む国。創始者はチェレクの末息子《鉄拳》リヴァ。《アルダーの珠》を守護する要塞国家。西方諸国の北西部にある。現在の統治者はリヴァの《番人》ブランド。
チェレク(Cherek)
チェレク人の住む国。創始者はアロリアの王《熊の背》チェレク。海洋国家。西方諸国の北西部にある。現在の統治者はアンヘグ王。バラクは彼の従兄弟である。
ドラスニア(Drasnia)
ドラスニア人の住む国。創始者はチェレクの長男《猪首》ドラス。密偵国家。西方諸国の北部にある。現在の統治者はローダー王シルクはこの国の王子である。
アルガリア(Algaria)
アルガリア人の住む国。創始者はチェレクの次男《俊足》アルガー。遊牧国家。西方諸国の中部にある。現在の統治者は族長チョ・ハグ。ヘターは彼の養子である。
その他西方諸国
センダリア……(神:すべての神)
諸民族の混血であるセンダリア人が住む王国。農業国家。西方諸国の中西部にある。現在の統治者はフルラク王。この国にあるファルドー農園でガリオンは育ち、ダーニクもこの国で生まれ育った。
ウルゴランド(Ulgoland)……(神:ウル)
ウルゴ人が住む国。地下国家。西方諸国のほぼ中部にある。この国を統率する者はみな『ゴリム』を名乗る習慣がある。レルグはこの国の住人で、次期ゴリムの父親である。
アレンディア(Arendia)……(神:雄牛神チャルダン)
アスター人とミンブル人が住む国。貴族国家。統治者はコロダリン王とマヤセラーナ王妃。西方諸国の西部にある。この国の王は『コロダリン』、王妃は『マヤセラーナ』と名乗る習慣があり、共同統治という形をとっている。レルドリン(アスター人)とマンドラレン(ミンブル人)の故郷。農奴制社会。
トルネドラ……(神:獅子神ネドラ)
トルネドラ人が住む帝国。商業国家。西方諸国の中部にある。現在の統治者は皇帝ラン・ボルーン23世。セ・ネドラはラン・ボルーン23世のたったひとりの愛娘。
ニーサ(Nyssia)……(神:蛇神イサ)
ニーサ人が住む国。麻薬国家。西方諸国の西部にある。創始者はイサに仕えた巫女・サルミスラ。歴代の統治者は全員『サルミスラ』を名乗る。十人かの候補となる女の子供をサルミスラに寸分たがわぬ容貌になるよう教育し、そのなかから『サルミスラ』として選ばれるという習慣がある。
アンガラク人国家
※神:竜神トラク
クトル・マーゴス(Cthol Murgos)
マーゴ人の住む国。西方諸国の中部?南部を支配し、西方諸国では最大の領土を誇る。現在の統治者はタウル・ウルガス王。
ミシュラク・アク・タール
タール人の住む国。西方諸国の東部にある。現在の統治者はゲゼール王。
ガール・オグ・ナドラク(Gar og Nadrak)
ナドラク人の住む国。西方諸国の北東部にある。現在の統治者はドロスタ・レク・タン王。シルクのパートナー・ヤーブレックはこの国出身の商人である。
マロリー
マロリー人の住む東方の大国。東方諸国の最北西にあるトラクの眠る【終わりなき夜の都】クトル・ミシュラクを護っている。現在の統治者は皇帝ザカーズ。
※グロリムはアンガラク人の祭祀階級であり、すべてのアンガラク国家に住む。その宗教活動はトラクに奉げる人身御供が中心であり、トラクの死後もなお続いているため、他のアンガラク人に恐れ嫌われている。しかも、人間の形態を持った者だけがグロリムというわけではなく、トラクの指示により猟犬に姿を変えた者もいる。
神を持たない民族
モリンド人
ガール・オグ・ナドラクの北にそびえる山脈の北側に住む民族。悪魔崇拝国家。種族単位で生活しているため、特定の統治者はいない。